「都市環境ゼミナール」とは、1972年(昭和47)夏に、三重大学が文部省の要請を受けて
開催した初の公開講座「都市環境デザインの理論と実際」を受講した参加者によって、
「続けて勉強会をもとう」と、その翌年の1月20日に設立された自主ゼミです。
以来38年間、三重大学を主会場に活動を続けていますが、近年は、およそ次のような
多様な内容で研修・啓発・交流事業を展開しています。
1.月例研修会 (原則第3土曜日午後、会場三重大学ほか県内各地)
2.県内現地視察学習会 (原則年2回)
3.県外現地視察学習会 (原則年1回、1泊2日)
4.海外研修会 (原則年1回)
5.自主研究助成 (若手会員を対象に公募により助成金を交付。年2名)
6.他団体の企画行事への合流参(年数回)
7.一般公開の「シンポジウム」「コラージュ&フォーラム」開催(年2回)
8.「都市環境ゼミナール年報」の発刊 (年1回)
9.「掲示板」の発行(毎月発行の通知に、関連行事紹介やニュースを掲載)
10. SUEグリーン・カップ(有志による親睦ゴルフ会、チャリティなど)
これらの活動は、自主ゼミの名の通り、自ら学ぼうとする個人・機関に対して常に門戸を開きながら展開され、集会や懇親会はそのまま異業種交流の場ともなってきました。このような非営利に徹した組織は、典型的な非営利団体(NPO)といえます。
当初、会員60名余で発足したゼミは、現在では個人・機関会員を含め約150名となっています。近年は、国土交通省など公的機関からの要請に応えて「みなとまちづくりフォーラム」や「みちづくりコラージュ&フォーラム」などの共同開催も行っています。大学の公開講座がこのような形で発展・継続しているのは全国にその例をみません。この活動に対して、三重県から平成4年度平成文化賞が授与されました。
このような組織が、38年も存続し、事業も次第に多様化してきているのは、社会がその存在を必要としていることの顕れではないでしょうか。
都市環境ゼミナールは、環境問題に関心を寄せた三重大学公開講座という自己研修の域を越えて、次世代のための地球環境のあるべき姿を模索し、積極的に発言しかつ行動していこうとしています。 このような都市環境ゼミナールに、会員としてご参加いただき、ゼミ活動のより一層の発展にお力添えを賜りますよう、ここにご案内申し上げる次第です。
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